『那須平成の森』をご訪問

沿道に集まった地元住民に、雅子さまと愛子さまは窓を開けて応じられるも車のスピードは落とさず(8月30日)
沿道に集まった地元住民に、雅子さまと愛子さまは窓を開けて応じられるも車のスピードは落とさず(8月30日)
【独自写真】愛子さま、扇子を持ちながらキレキレのダンスを披露

 8月30日は、午前11時半ごろに御用邸を出発して『那須平成の森』をご訪問。

「もともとは那須御用邸の敷地内でしたが、上皇さまが“国民が自然に直接ふれあえる場として活用しては”と提案されたことで'11年に開園した自然公園です。7月下旬に那須で静養された上皇ご夫妻もお訪ねになっており、皇室とのゆかりが深い場所として知られています」(皇室ジャーナリスト、以下同)

 上皇ご夫妻が訪れた際は、たまたま居合わせた一般客と交流されたというが、

「天皇ご一家が訪問された日は閉園していたため、残念ながら国民とのふれあいは実現しなかったそうです。久しぶりのご来園とあり、職員たちは相当張り切っていたようで、当日は午前7時台から準備を始めていたと聞きました」

 約4時間にわたり那須の自然を堪能された後、御用邸に戻って小休止をとってから『テディベア・ミュージアム』へ。

「ご静養中、皇室の方々がお出かけになるときは、交通整理のための警察官が配置されるので、すぐにわかるんです」

 そう語る地元住民の女性は、両陛下と愛子さまのお姿をひと目見ようと、沿道で待機していたという。国道沿いのコンビニエンスストア前に20人近くの近隣住民が集まる中、ご一家を乗せたワゴン車が登場したのだが……。

「手前にいらしたのが雅子さま? 車のスピードがあまりに速くて、お顔がよく見えなかった……。せっかくなら、ゆっくり走ってほしかったですね。少し残念です」(同・地元住民の女性)

 公務とは違い、プライベートであるご静養。ご一家はリラックスモードだったのかもしれない。

 『テディベア・ミュージアム』に到着されたのは、閉館時刻を1時間過ぎた午後6時。

「現在は『となりのトトロのぬいぐるみ展』が開催されており、日中は来館者も多いことから、一般客が帰った後のご鑑賞となったのでしょう。今回は3時間ほどのご滞在で、いつになく長時間、楽しまれていました」(美術館関係者)

 営業終了後のご訪問といえば、その5日前の25日には『ステンドグラス美術館』をお訪ねになっていた。

「ここでは例年、ステンドグラスだけでなく、県内の高校生による合唱や太鼓の演奏もご覧になります。静まり返った館内に響くメロディーを、今年も堪能されたのではないでしょうか。

 厳重な警備態勢が敷かれ、道路の通行止めも増えるご静養期間は、近隣住民の理解と協力が何より大切。休園日や営業終了後に対応してくれる訪問先の方々の支えがあってこそ、つかの間の“バカンス”を自由に謳歌することができるのです」(宮内庁OB)

 雅子さまは“奔放ステイ”で養った英気を、多くの公務が控えるであろう今秋、存分に発揮されることだろう─。