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この夏公開の映画『キングダム 運命の炎』に伝説の大将軍・王騎役で出演し、そのマッチョぶりで注目を集めている大沢たかお。その大沢が主演の1人を務める10月期ドラマ『ONE DAY ~聖夜のから騒ぎ~』で江口洋介は20年ぶりの月9出演決定というニュースが流れ、織田裕二は放送中のドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』で30年ぶりに脇役出演し話題に。
このところ世間から注目を集めている3人の男たち、実は全員55歳。トレンディードラマ全盛のころ、絶大な人気を誇った3人が1周回って今イケてる理由はなぜなのか。
自分の道を貫いてきた3人
「この3人はブレずにそれぞれ自分の道を貫いてきた人たち。それが今いい形になって再びウケている」
と話すのは、芸能評論家の宝泉薫氏。大沢たかおはストイックな役作りで知られ、『キングダム 運命の炎』ではアイスクリームと生クリーム、シリアル入りのプロテインを1日3回とり、20kgの増量を達成。日増しに大きくなる身体に合わせ、衣装を4回作り直したと関係者が明かしている。実際、王騎に扮する彼の腕はムキムキで、かつてのトレンディー俳優のイメージは影を潜めるが─。
「彼が追求しているのは、自分がカッコいいと思えることができているかどうか、ということ。大沢さんはいわば自分探し系の人で、常に何か刺激を追い求めている」(宝泉氏、以下同)
『キングダム』での徹底した肉体改造もその一環だと話す。「今回のマッチョにしても、みんな純粋に称賛しているわけではなくて、その年齢でそこまでやるか、という驚きの意味での注目が大きい。けれど彼の場合は自己完結していて、自分がカッコいいと納得できていれば世間がどう思おうと気にしないところがある」