最低限の文章力と覚悟が必要

 こう聞くと、己の人生経験を換金せずにいられなくなってくるというもの。その際、気をつけたい点がいくつかある。一つは最低限の文章力。

「他人が読んで理解できる程度の作文力はないと売れません。ただ、定期的につぶやける人なら心配は無用。noteにまとめる自信がなければ、リライトしてくれる外注先はいくらでもあります」

 また、誰からもたたかれたくない八方美人な人も、ある程度の覚悟は必要だ。最後は何よりも、継続すること。

「あと少しでマネタイズできるという段階で発信が止まってしまう人がいるんです。成果が出るまで自分を信じきれなくなりそうなときは、僕以外でもいいから、どこか有料サービスに相談したほうがいいですね」

 重要なのは「自分のコンテンツに価値がない」とは決して思わないこと。

「売れない理由は価格設定ミスなどささいなこと。僕のまわりで、コンテンツを作るところまでいって1件も売れなかった人はほとんど見たことないですから」

 ここまで読んでお気づきの方もいるだろう。この副業は初期投資が不要。そう、リスクゼロなのだ。身バレを過剰に恐れる人にはこうも言う。

「自分が口を滑らせない限り絶対にバレないし、仮にバレたところで99%の会社の副業規定に、“ツイッターで収入を得てはいけません”なんてことは書いていない。『やってますが何か?』と返せばいいだけです」

 早速アカウントを作ろうと思える行動力ある者だけが、勝ち組レールの走者になるのかもしれない。

『ギンギン式すべてのサラリーマンに夢と希望とカネを与える2030年の指南書~サラリーマンの副業最適解を教える~(仮)』(主婦と生活社刊)※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします
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ギンギン●年収3000万円(“本業”ツイッタラー1700万+“副業”金融専門職1300万)を稼ぐ、アルファツイッタラー。財閥系メガバンク勤務を経て、現在金融専門職。「すべてのサラリーマンに夢と希望とカネを与える」をモットーに、副業と自立が当たり前の社会を創り出すことがミッション。著書に『ギンギン式すべてのサラリーマンに夢と希望とカネを与える2030年の指南書 ~サラリーマンの副業最適解を教える~(仮)』(主婦と生活社刊)がある。

(取材・文/井上佳子)