紀子さまが悠仁さまのために選ばれた絵本

 お子さまたちに多くの絵本の読み聞かせをされた紀子さま。2007年に開催された東京国際ブックフェアでは、当時1歳10か月の悠仁さまのために、人とのやりとりを覚える絵本を選ばれた。

紀子さまは絵本にご関心をお持ちで、3人のお子さまたちが幼いころには東京子ども図書館に一緒に出かけられたことも(2007年9月)(写真提供/宮内庁)
紀子さまは絵本にご関心をお持ちで、3人のお子さまたちが幼いころには東京子ども図書館に一緒に出かけられたことも(2007年9月)(写真提供/宮内庁)
【写真】小室眞子さんが青春時代友人に勧められて読んだ本
『すっくのこんなときって なんていう?~ともだちできたよ~』たかてらかよ(文)、さこももみ(絵)/ひかりのくに/660円(※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします)

『すっくの こんなときって なんていう?~ともだちできたよ~』たかてらかよ(文)、さこももみ(絵)/ひかりのくに/660円

幼き日の雅子さまが愛し、涙された不朽の児童文学

 幼少期をアメリカで過ごされた雅子さまは、日本から送ってもらった童話全集を毎晩、読んでもらうのが日課だったそう。数ある童話の中でも、『フランダースの犬』は何度も繰り返し読んでもらうほどのお気に入りで、主人公のネロ少年とパトラッシュが死ぬ場面では、毎回涙を浮かべられたという。

自宅でたくさんの本に囲まれ、お父さまと過ごされる生後約3か月の雅子さま(1964年)(写真提供/宮内庁)
自宅でたくさんの本に囲まれ、お父さまと過ごされる生後約3か月の雅子さま(1964年)(写真提供/宮内庁)
『フランダースの犬』ウィーダ/新潮文庫/440円(※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします)

『フランダースの犬』ウィーダ/新潮文庫/440円(※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします)

美智子さま 紀子さまご愛読の心理エッセイ

 美智子さまの相談相手を務めた精神科医でもある著者が、人生を旅にたとえ、人の誕生から人生の終章までの心の歩みを、丁寧に綴った一冊。

『こころの旅』神谷美恵子/みすず書房/1760円(※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします)

『こころの旅』神谷美恵子/みすず書房/1760円

小室眞子さんが読んだ恩田陸のデビュー作

 小室眞子さんが学習院女子高等科時代、「これ面白いから貸してあげるね」と同級生にすすめたというミステリーホラー作品。青春小説の名作として名高い。

『六番目の小夜子』恩田陸/新潮文庫/693円(※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします)

『六番目の小夜子』恩田陸/新潮文庫/693円