玉ねぎを丸ごとフライパンへ料理オンチ王
とはいえ、やはりまだまだ料理経験値が少ない男性たち。それゆえに、失敗の大きさも途方もないようだ。
今年、結成50周年を迎えたロックバンドTHE ALFEEのボーカルギター・高見沢俊彦(69)の料理下手エピソードは、業界内でも有名だ。
「毎年夏のライブで販売されているDVDパンフレットに収録されている特典映像に『ALFEE KITCHEN』というものがあるのですが、そこで高見沢さんのとんでもない料理オンチっぷりが発揮されているんです」(音楽誌ライター、以下同)
『ALFEE KITCHEN』は、THE ALFEEのメンバーである桜井賢(68)、坂崎幸之助(69)、高見沢が、ひとつの料理を協力して作る企画。しかし高見沢の危なっかしい手つきは、まるで子どものよう。坂崎と桜井が保護者に見えてくる。
「包丁をまな板に叩きつけるように野菜を切ったり、おにぎりを作る際、アツアツの白飯が入った炊飯ジャーに手を突っ込んだり。カツ丼作りでは、レシピに“玉ねぎを入れる”とあったため、玉ねぎを丸々1個フライパンに投入。その回は、伝説として語り継がれています(笑)」
高見沢は、「レシピには“玉ねぎを切る”とは書いてなかったんです」と主張。奇想天外でスケールの大きな“失敗”は、高見沢らしいといえばらしいかも?
半生調理で大惨事!炎のシェフの成長
「今では料理上手といわれていますが、大泉洋さん(50)は、かつて番組内で共演者が吐くほどまずい料理を作っていましたね」(テレビ誌ライター、以下同)
1996年に放送開始した北海道のローカルバラエティー『水曜どうでしょう』の1コーナー、「炎の料理人・シェフ大泉」。大泉が出演者に料理を振る舞うコーナーだ。
「火が通っているか確認しない、また、粗末な野外キッチンという悪条件も相まって、体調不良者が続出。生焼け殻つきのエビチリを食べた共演者が嘔吐したことも」
ただ、2019年に放送された同番組の新作で、大泉はおいしい手料理を披露。しかし共演者に「僕たちは面白いものが食べたいんですよ」とツッコまれ撃沈。ゲキマズ料理も、バラエティー的には“おいしい”のだ。