いくつになってもトキメキは大事!ひとりで見たい♪ラブロマンス系
『きみに読む物語』
究極の純愛を貫き認知症に向き合う。
実話から生まれた一途な思いを描いたラブストーリー。
認知症を患い療養生活を送る老婦人の元に、足しげく通う老人が物語を読み聞かせる。それは、1940年アメリカ南部の田舎町が舞台の物語。
休暇を過ごしに都会からやって来た17歳の令嬢・アリー(レイチェル・マクアダムス)は、地元の製材所で働く青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出会い、恋に落ちる。
けれど、身分の違いから将来を案じるアリーの両親の猛反対を受け、都会へ連れ戻されてしまう。ノアは365日手紙を書くものの、1通の返信もこない。やがて、第2次世界大戦が始まり……。
《ありこん'sボイス》
物語を読み聞かせることで記憶がよみがえる瞬間を通じて純愛の美しさを描いた感動的な作品。純愛とは何か、また認知症患者への接し方についても考えさせられます。
親の介護で認知症を目の当たりにしている人や、自身の終活を考えている人など、人生の終わりが見えてきたとき、心に響くのではないでしょうか。
『マディソン郡の橋』
年齢を重ねた今こそ見逃せない!切なくも美しい大人の恋愛
アイオワ州マディソン郡に屋根つき橋の写真を撮りに訪れたカメラマンのロバート(クリント・イーストウッド)と、そこに住む平凡な主婦フランチェスカ(メリル・ストリープ)。
ふたりは出会った瞬間、ごく自然に恋に落ち、わずかな時間の中で完璧なまでに愛を確かめ合う。家族を捨てて彼と新しい人生を築くのか、それとも彼と別れて今までどおりの生活に戻るのか……。
女性にとって究極の選択を迫られる大人のラブストーリー。
《ありこん'sボイス》
中年男女の不倫の恋を描いた作品。“不倫は悪”というのは、僕自身、身をもって言えます(苦笑)。
ただ、子どもたちの手が離れた中年女性が、突然訪れた恋によって女性としての喜びやときめきを感じる瞬間を好意的に描いた作品なので、共感する人も多いかも。
不倫ものなら『失楽園』より万人受けがいいのでは。