映画って深いよね!語り合いたくなるヒューマン系
『コーダ あいのうた』
時にややこしい家族愛をユーモアを交えて描いた感動作
海辺の町で暮らす高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)。両親と兄の4人家族の中で唯一耳が聴こえるため、幼いころから家族の“通訳係”として、家業の漁業の手伝いをして過ごしていた。
新学期が始まり、ひそかに憧れていたクラスメートのマイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)と同じ合唱クラブに入部すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強くすすめる。
しかし、彼女の歌声を聴くことができない両親は、娘の才能を信じられず大反対。夢を諦め家族を選んだルビーだが、意外な方法で父が娘の才能に触れ、思いもよらない決断をする。
《ありこん'sボイス》
ろうの家族を描いたこの作品は、親子関係がテーマ。読者の方でも、子どもの将来を応援したいけど、親としては不安、という状況の人もいると思うので、そんな方にもぜひ見てほしいです。
登場人物が全員魅力的で、それぞれの思いや愛情に号泣必至! 劇中で流れる音楽も素晴らしい!
『母なる証明』
親として何が正しいのかを考えさせられる社会的問題作!
漢方薬店で働きながら一人息子のトジュン(ウォンビン)と暮らす母(キム・ヘジャ)。息子には知的障害があり、難しい話は理解できなかった。
ある日、2人が住む静かな町で凄惨な殺人事件が起き、1人の女子高生が無惨な姿で発見される。事件の第一容疑者として、トジュンの身柄が拘束された。事件の解決を急ぐ警察は形ばかりの捜査を行い、トジュンの逮捕に踏み切ろうとする。
弁護人はやる気もなく、有罪判決は避けられないかのように見えた。息子の無実を信じる母親は自ら立ち上がり、その疑惑を晴らすため、たった1人で真犯人を追って走り出すが……。
《ありこん'sボイス》
『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督作品で、無償の愛とは、正義とは一体何なのか?ということを深く考えさせられる映画。
見たあと、ずしんと胸が重くなります。韓国映画ならではのエグいシーンと、手に汗握るスリリングな展開も見どころ。
韓国映画史に残る名作。