年に一度の定期検診に婦人科検診をプラスして、早期発見に努めるのがベストとすすめる。美奈代さんは検診を受けたら翌年の検診を予約する。そうしたルーティンを作り上げるのが理想だろう。
アイドルは身体が資本
「卵巣嚢腫に関しては、症状がほとんどないので検診が大切だと、婦人科の先生もおっしゃられています。ブログで病気を公表したのも、何かお役に立てるならと思ったため。“美奈代さんが手術したと知って検診に行った”というような声も聞き、公表してよかったと思います」
とにかく検診に行ってもらうのが一番。ただ、卵巣嚢腫は10代、20代の若い世代にも多い病気であり、婦人科へ行くのはハードルが高いと感じる人も多い。
「私も若いころは病院自体が好きではなくて、検査から逃げ回っていたんですよね。けれど、ここ数年は大腸カメラの検診も受けています(笑)。若いころは大腸検査なんて、“アイドルなんだからそんなことはできません!”と回避していましたけど(笑)」
大腸検査の重要性は元アイドルとて例外ではない。
「ちょっと待った! 元アイドルでなく、今もアイドル(笑)。アイドルは身体が資本。健康でなくっちゃ、アイドルはできませんから(笑)」
53歳にしてこの意気にしてこの元気! 私たちも見習わなくっちゃ─!
取材・文/千羽ひとみ