「国のため」という強い意志
昭恵さんは『財団法人 社会貢献支援財団』の会長を務めるだけでなく、個人としてもさまざまな団体の支援活動を行っている。かつてはミャンマーに学校を建てたこともあった。今年に入って昭恵さんは、それらの活動を再開させている。
「チャリティーイベントだけでなく、全国各地の支援団体への訪問も精力的に行っています。その評価に賛否がある人ですが、社会貢献活動への思いは本物です。8月には、新宿の歌舞伎町で開かれたイベントで“元ファーストレディー”でありながらも自ら出展ブースに立って、かき氷を作っていました。訪れた子どもたちの話も熱心に聞いていましたよ」(イベントに参加した男性)
涙の乾かぬうち、動き出した昭恵さん。その根本には、安倍元首相にも伝えた“国のため”という強い意志があるようだ。
「今年の夏に、昭恵さんは複雑な家庭環境にある子どもたちを支援する施設を訪問したのですが、そこで活動する20代のスタッフに安倍元首相が使っていた鞄をプレゼントしたのです。そのスタッフというのが、もともとその施設のお世話になっていた経緯があり、今は施設の中心的なスタッフとして活動を支えているんですよ。昭恵さんとしては“国のため”に働いた、安倍元首相の遺志を、将来を切り開いていく若者に“形見分け”したかったのだと思います」(昭恵さんの知人)
10月4日に昭恵さんが投稿したSNSには、こんな思いが綴られていた。
《主人のまいた種が既にしっかり育っていることが嬉しい……》
最愛の夫の遺志を引き継いで、今は少しでも明るい未来をつくろうとしている。