車の後部から被害者の足の先が…
実は容疑者の車は被害者をずるずると引きずっていたわけではなく、
「被害者を車体下の空間にすっぽり入ったままで走っていたみたいよ。近所の人は車を後ろから見て“車の後部から被害者の足の先が飛び出していた”って……。恐ろしい話ですよね」(同・主婦)
では、容疑者は事故に気づかなかった可能性もあるのか?
「車が被害者を巻き込む際、乗り上げるような形になるから、わからないはずはないでしょう」(前出・社会部記者、以下同)
事故後、2キロも運転していて、
「車のスピードが出ない、道路をこする感じがあるはずだから、認識がないという供述には無理がある。怖くなって逃げた可能性が高いと考えられている」
容疑者の自宅は車が最後に停止した交差点を直進すれば、700メートルのところにある。だが、なぜか交差点を右折したのは、なぜなのか……。築19年、14階建ての大規模マンションで3LDK、価格は4000万円ほどのマンションに住んでいた容疑者。そこでどんな生活をしていたかまでは取材することができなかった。
容疑者だけでなく、その家族や関係者も心を痛めているに違いない。だが、それ以上に家族を失った遺族の痛みは深い。