今回の山崎も、“歌メイン”ではない構成で考えていた。10月9日のツアー初日、神奈川県・ハーモニーホール座間でもやはり、「お客さんとのトークを楽しみたい」とMCに多くの時間を割きつつも、水戸の倍となる16曲とアンコールで終えている山崎。
コロナ明けの有観客で触れ合いを楽しみたい
騒動の事情を知るレコード会社・営業担当者は「山崎サイドに非があるのは当然」と前置きしつつ、
「トーク中心の構成となったのは、“コロナ明けの有観客ライブで、ファンとの触れ合いを楽しみたい”との理由だと聞きました。しかし水戸ではトークどころか、お客さんと“言い合い”のような掛け合いが続いてしまい、それこそ愚の骨頂なのですが、結果的に歌う時間が削られて8曲になってしまったそうです。
ただ、特に地方では山崎さんのスタイルを熟知するファンばかり来るわけではなく、特質な場合は事前に詳細を告知しておくべきで、それを怠ったのは彼らの落ち度だと思います。今の時代、即SNS拡散されるリスクもあるわけで、地方だからと意図して手抜きをしたわけではありませんよ。
それでもお客さんが満足できるステージにできなかったのならば、それはプロ失格、“手抜き”と捉えられても致し方がないでしょうね」
歌手やアーティストにとっては何百回目のステージの一つだったとしても、観客にとっては初めての、一生に1度のステージなのかもしれない。