生き様も憧れの的
「日本の皇室は“見られる”意識と絶対的な格式を大切にして、肌の露出も最小限に抑えています。洋服のブランドも特定されにくいようにオーダーメードが多い。
一方で、イギリスの王室は、国民にフレンドリーな印象を与えるために、自国のブランドの服を積極的に着用して地元愛をアピール。
また、プライベートではスタジャンを愛用したりと“庶民派”なスタイルも多い。そういった部分も、愛されるプリンセスになったゆえんですよね」
ダイアナ妃の好んだファッションはどれも今流行しているものばかりだが――。
「最近は、洋服以外のカルチャーも、削ぎ落とされたシンプルなものが好まれています。ただ、コロナや戦争と不安定な世の中で、それも変わりつつあります。
ダイアナ妃の時代にあったような重厚さやエレガンスさのある“原点”が求められているのでしょう」
“困っている人を助けるのが私の人生の一部”と語ったダイアナ妃。ファッションだけでなく、生きざまも美しい。
「30着以上のニットをお持ちになられるなど、かなりお気に入りのアイテムのようです」