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ー トランプ氏と激しい舌戦
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ー 鍵を握る中国の存在

 11月5日に行われる米国大統領選。民主党候補のカマラ・ハリス(60)がトランプ前大統領を破ったらアメリカ初の女性大統領が誕生する。トランプに当選確実の声も出ているが、もしもハリス大統領が誕生したら?をシミュレーションしてみたい。

トランプ氏と激しい舌戦

 ハリス氏は1964年生まれで、2003年にサンフランシスコ市郡地方検事となり、'10年にはカリフォルニア州司法長官に就任。'16年の上院議員選挙において勝利し、カリフォルニア州の上院議員に選出された。'21年には女性としても黒人としても米国初の副大統領に。まさに華麗なる経歴のハリス氏。選挙戦ではトランプ前大統領との激しい舌戦を繰り広げた。

トランプ氏がハリス氏を《愚か者》と罵るなどパフォーマンスがすごかったですが、もしもハリスさんが選出されたとしたら米国人はトランプ氏のやり方に疲れてしまったんじゃないでしょうか。

 一方でハリスさんは貧困層の出身で人種差別も受けてきたでしょう。苦労を知っているからこそ、という思いがアメリカ国内に蔓延した結果のハリス大統領だと思います」

 と、米国の政治に詳しいジャーナリスト。