すべて明るみに出たときのほうが怖い
海外では、SNSアカウントを持つ王室は珍しくない。
「どの王室も、若い世代の関心が薄くなっていることが課題で、さまざまな対策を講じています。例えば、イギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃は公式YouTubeチャンネルを開設。親近感を抱く若者も増えているようです。日本の皇室は、国際親善を通して海外王室との交友関係を築いてきたのですから、SNSやYouTubeを活用するノウハウを聞くこともできると思うのですが……」(君塚教授、以下同)
スキャンダルに対する姿勢も、海外王室から学ぶ部分が大きいという。
「日本の皇室、宮内庁は、不都合な事実を隠したり、報道を抑えつけたりする傾向がありますが、むしろすべて明るみに出たときのほうが怖いと気づくべきです。世界の王室にもスキャンダルはありますが、その内容を隠すことなく赤裸々に発信しています。国民が必ずしも理解を示すとは限りませんが、そうした誠実な姿勢が国民との距離を縮めているのです」
秋篠宮さまは、昨年の誕生日会見で眞子さんのことを問われた際、「本人が近況などについて、自分のことについては、話をするのは控えてほしいということを申しているようですので、私もここではお話を控えることにします」と述べられた。
「口止めされていることを理由に言及されないのは、まさしく日本の皇室らしいスタンスといえます」(皇室ジャーナリスト)
こうした中、今年の誕生日会見には“変化”がもたらされたという。
「宮内記者会からは、すでに全5問の質問が宮内庁サイドに提出されましたが、その中に小室さん夫妻に関する質問はありませんでした。記者たちは“結局お話しにならないのなら、質問に入れる意味がない”と判断したそうです。秋篠宮ご夫妻は、眞子さんと日頃から連絡を取られているわけではありませんからね……」(宮内庁関係者)
ニューヨーク生活3年目に突入した小室さん夫妻。現在は、マンハッタンのヘルズキッチン地区にあるマンションで暮らしている。
「その部屋が最近、“貸しに出された”と一部メディアが報じました。11月21日から“入居可能”となっており、近々引っ越すだろうと少々騒がれている状況です」(前出・皇室ジャーナリスト)