“悪女”“できる女”イメージだった菜々緒
20代のころはドラマ『ファーストクラス』(2014年、フジテレビ系)や『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(2015年、フジテレビ系)、バラエティ番組『痛快TV スカッとジャパン』の再現ドラマなどで“悪女”や“できる女”の役を演じ、世間にかっこいい女性像を印象づかせた菜々緒。
しかしその後30代を迎えた菜々緒は、挫折に直面したという。「菜々緒さんは過去のインタビューで語っていました」とは、テレビ誌ライター。
「以前と比べると疲れやすくなり、体力的に男の人には叶わないと感じる瞬間も増えた菜々緒さん。やる気はあるのに20代の頃と同じペースで働けなくなるかもしれないという現実に直面し、なかなかの挫折を感じたと言います。
しかし、“年齢を重ねれば必ず直面すること”だとし、仕事との向き合い方を変えるようにしたそう。『無理をして心身のバランスを崩してしまったら元も子もないので、できないことは「できない」と割り切ることも大切。休むときはしっかり休んで、気力に満ちているときは全力で頑張る』と切り替えて乗り越えたそうです」(テレビ誌ライター)
今年10月26日には、トークイベントにお笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザー(39)とともに出席。女性が迷うことなく必要な休暇を取ることのできる「休息と回復を認め合う社会」というテーマで、菜々緒は自身の休息についての考え方を語るなかで、30代になって仕事での変化についても触れた。
《30代半ばになってくると20代のように“がむしゃらに仕事をする、好きなことをやっていく”という気持ちだけではなんともならないところがすごくあるので、事務所の方だったりとちゃんと話し合いをしたりとかして、『自分はこうしていきたい』という要望だったりをちゃんと伝えていく》
等身大の生き方を見つけた菜々緒。今回のビジュアルの変化も、世の中が求めていた“悪女イメージ”は卒業して、“自分はこうしていきたい”という意思の表れなのだろう。今後の彼女の活躍に、ますます期待が高まる――。