オリンピック2大会連続金メダリストの羽生結弦が、結婚発表からわずか105日で離婚を決断した。
「当初、お相手については公表していませんでしたが、9月に結婚相手が判明すると、しだいに実名や顔写真も報道されるようになりました。羽生さんが発表したコメントによると、誹謗中傷やストーカー行為からお相手を守ることが難しくなり、《制限のない幸せでいてほしい》という思いで離婚を決めたようです」(スポーツ紙記者)
“暗黙のルール”
こうした有名アスリートの結婚について、長年フィギュアスケートや野球などを取材しているスポーツライターの梅田香子さんは、こう話す。
「今回の羽生さんは本当にかわいそうだと思います。お相手の名前を出さない形での報道でも十分だったと思いますが、顔写真やミュージシャンとの過去の熱愛疑惑まで報道していたのは、やりすぎかなと。
結婚相手について知っていた、羽生さんと近い記者もいたそうですが、本人が公表していないので、報道はしなかったようです。元プロ野球選手の松井秀喜さんも結婚発表の際に、同様にお相手を公表せず、記者は知っていても、実名などは出しませんでした」
羽生と同じく、スポーツ界で世界的に注目を集める存在なのが、エンゼルスからFAとなった大谷翔平。
「羽生さんの離婚を聞いて、大谷選手のことが思い浮かびました。大谷選手が今回の羽生さんの一件を聞いたら怖気を震って、結婚できなくなるかもしれません。ただ、そもそも大谷選手は現役の間は野球に集中して、結婚はしないタイプだと思いますが」(梅田さん)
大谷の家族に関する報道については“暗黙のルール”があった。
「WBCでは、大谷選手の両親への取材はNGで、中継の映り込みも禁止というルールがありました。大谷選手にとっては初めてのWBCでしたから、家族への取材もしたかったと思いますが、“接触NG”のルールを破った場合、そのメディアは今後、大谷選手の取材ができなくなっていたでしょうね」(前出・スポーツ紙記者、以下同)