「いずれはこの家から出ていくであろう(中略)娘たちの部屋を用意すること自体が、ある意味無駄になるという考えからです」
仮住まいで“ひとり暮らし”の経緯は
11月30日に58歳の誕生日を迎えられた秋篠宮さま。事前に行われた記者会見で、佳子さまが新居ではなく、仮住まいで“ひとり暮らし”をされるに至った経緯について説明された。
「昨年9月に改修工事が終了した秋篠宮邸。30億円を超えた改修費に“高すぎる”との声が相次ぎました。さらに今年6月、仮住まいとして使用されていた旧御仮寓所に佳子さまがおひとりで住まわれていることを宮内庁が正式に公表し、物議を醸しました」(皇室ジャーナリスト、以下同)
一連の“お家騒動”について説明がなされない期間が続いたが、11月22日に進展を見せた。宮内庁の西村泰彦長官が定例会見で“異例の釈明”を行ったのだ。
「西村長官は“少しでも費用を抑えたいという秋篠宮ご夫妻のお気持ちに十分応えられず、大変心苦しく思っている”と明かし、費用がかさんだ責任は宮内庁の判断によるものとの意向を示しました。ただ、秋篠宮殿下の誕生日会見を目前に控えたタイミングだったため、殿下が矢面に立たずにすむよう、長官が“風よけに使われたのでは”と懐疑の目が向けられたのです」
秋篠宮さまの会見内容にも批判の声が上がっており、
「“タイムリーな情報の発信が大事”と語られましたが、佳子さまのひとり暮らしが報道されてから5か月も説明がなかったことから、言行不一致だとの指摘もありました」
昨年の会見でも“皇室の情報を正確に、タイムリーに発信していく必要がある”と意気込んでいた秋篠宮さま。
「そうしたご意向も影響したのか、今年4月に皇室情報の迅速な発信を目的とした宮内庁広報室が新設されました。しかし、今のところ大きな動きは見られません。当初はSNSを活用し、皇族方が一人称で情報を発信することも検討されていましたが、実現は困難なようです」