2022年2月に立ち上げられた特設サイトには、今も沙也加さんに向けたファンからのメッセージが届くという。
“沙也加のぶんまで”
沙也加さんのいない世界は、少しずつ変化していくが、母・聖子にも異変が。
「昨年も今年も、NHK側は紅白出場のオファーをしていますが、聖子さんが首を縦に振らないんです」(レコード会社関係者、以下同)
通算24回にわたって紅白に出場している聖子だが、2021年は沙也加さんが亡くなり、急きょ出場を辞退した。
「今年は旧ジャニーズの出場がゼロですから、NHKも聖子さんを紅白の目玉のひとつにしたいと考えていた。中森明菜さんにもオファーしていたようで、もし実現すれば2人の歌姫が共演することになり、話題性は抜群です。しかし、聖子さんは“あること”があってから、NHKのオファーに後ろ向きになってしまって……」
その“あること”とは?
「実は、2022年の紅白には聖子さんは出演する予定でいたんです。しかし、工藤静香さんとその長女のCocomiさんが親子共演することを知って、自分が出ることで水を差すのではないかと懸念して、オファーを受けなかったそうです。過去に沙也加さんと紅白で共演した“思い出”も脳裏に甦ったのでは……」
聖子は、沙也加さんとこれまでに2度、紅白で親子共演をしている。2011年は坂本九さんの『上を向いて歩こう』を2人で熱唱。2014年には、大ヒット映画『アナと雪の女王』の劇中歌『生まれてはじめて』をニューヨークからの中継で沙也加さんが歌った。沙也加さんは同映画の主演声優を務め、舞台でも活躍。モニターを通して、愛娘の姿を見つめていた聖子が、そっと目頭を拭う場面も。
「紅白は、歌手として世間に認められる存在になった証しともいえる国民的番組。沙也加さんの成長を見て、聖子さんも本当にうれしく感じていたのだと思います」
ただ、沙也加さんの逝去後、わずか4か月で聖子が活動を再開したのには、こんな理由があった。
「ファンクラブの会報には“沙也加のぶんまで歌っていきたい”と、復帰への思いが綴られていました。昨年11月、聖子ちゃんが監督を務めた映画の上映イベントでは“娘が恋しくて、沙也加のところに行きたくてたまらない……”と話し、最終的に“沙也加に会いたいんです”と号泣して、その場に座り込んでしまいました」(往年の女性ファン、以下同)