中学では日本赤十字のボランティアに参加
「勉強は普通だったかな。でも、足が早くてかわいい子だった。特別に目立つほうではなかったです。中学校は文科系の部活で、確か日本赤十字社関連のボランティア活動を真面目にやっていた」
在学当時、中学校は素行不良の生徒が多かったようだが、
「タバコを吸う女子生徒もいたけど、彼女はそんな不良グループには入っていませんでしたよ」(同・同級生)
また、冒頭の同級生の保護者もこう話す。
「母親も、姉も、彼女(容疑者)もスラリとした美人さんでしたね。母親は感じのいい方でしたよ」
高校卒業後、2年の浪人生活を経て、多摩美術大学へ入学した容疑者。
同大の広報担当者に問い合わせるも、
「生徒や教職員の個人情報は開示しておりません」
と取材拒否だったが、ネット上には容疑者の記録がまだ残っていた。新入生が参加するミスコン『ミスフレッシュキャンパス』に出場しファイナリストに選ばれたり、ライブ配信アプリ『SHOWROOM』での活動や、アイドルなどの撮影を行うフォトスタジオでモデル活動をしていたことも明らかになっている。
ところが、ひとみ容疑者は大学3年生の時になぜか中退してしまう。
「実家はかなり裕福なので、お金が原因とは思えない。きっと(藤田容疑者のような)悪い男性と関わったことがきっかけなのではないか」(前出・同級生)
真相を知るべく、実家を訪ねたが、インタホーンを押しても応答はなかった。翌日再びインターホンを押すと、容疑者の兄と思われる若い男性が対応してくれた。
「申し訳ございませんが、お話することは何もございませんので、どうかお引き取りください」
◆ ◆ ◆
熊井被告は共犯者で内縁関係にある藤田海里被告(24)との間に生まれた幼い子どもを育てており、弁護側は「すぐに服役するべきでない」と主張していた……。
典型的なお嬢さんに一体何があったのだろうか。