30年前から変わらない天皇陛下への思い
皇室で歩まれた長い時間と共に変化してきた雅子さまのお気持ち。それでも、30年前から変わらず触れられているのは天皇陛下への思いだ。
「皇太子殿下には、何事においても良き相談相手となってくださり、大きな力で私を支えてきてくださいました」
と述べられたのは30歳のとき。取り巻く環境が何もかも変わってしまった雅子さまを支えられた陛下のお姿が偲ばれる。
雅子さまが陛下について語られる際、頻繁にお使いになられる“励まされ”“見守ってくださり”という表現。55歳を迎えた'18年には、
「少しでも皇太子殿下のお力になれますよう、そして国民の幸せのために力を尽くしていくことができますよう、研鑽を積みながら努めてまいりたいと思っております」
と述べられた。令和という新たな時代の幕開けとともに、より“ふたりで”という気持ちを強くされたのだろう。
“古希”“傘寿”と、おふたりの歩みは永遠に刻まれていく――。