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「今年で高校を卒業しましたが、まだまだ制服姿で学生役を演じたいです!」
大人っぽい紺の着物に身を包みながらも、あどけなさを残す表情で話すのは、女優の本田望結だ。
2023年は変化の年だった
本田といえば、幼少期から俳優とフィギュアスケートで活躍してきた。そんな本田もいまや19歳。これまで長年、表舞台で存在感を発揮してきた彼女だが、過去には両立を諦めかけていた時期もあったという。
「中学校に進学するあたりで、フィギュアスケートに専念しようかと考えていた時期もありました。俳優一筋でやられている方からしたら、自分は『中途半端なんじゃないか』『欲張りなんじゃないか』と引け目を感じることもあったんです。
その時に救われたのが平泉成さんからの一言でした。当時、平泉さんとはドラマで共演して再会したのですが、撮影の合間に『望結ちゃん』って呼ばれたんです。なんの前触れもなかったので、『突然なんだろう』と思っていたら、『お芝居もスケートも、好きなことがたくさんあるのはすごいことなんだよ』ってアドバイスをくださったんです。久々に再会して、私の変化に気づいてくれたのかと思うと、平泉さんはすごい方だなと思いました。
それ以降、『フィギュアスケートと芸能活動を両立していこう』と思えるようになり、今の自分があります。悩む時期もありましたが、要所要所で、平泉さんのような素敵なつながりに支えられることも多かったです。こうした素敵なつながりがたくさんあるのも、幅広く続けてきたからだと思います」
本田にとって2023年は、変化の1年でもあった。初の一人暮らし、連ドラ初出演ーー。生活環境も大きく変わった中、近況について「とにかく一人暮らしが寂しい」とこぼした。