「退団者は千秋楽の公演後に劇場内の大階段を下りて挨拶をする、という恒例の行事があるのですが、2人はそういったお見送りの場もなく退団してしまいました。また、優希さんに限っては、宝塚専門のテレビチャンネル『タカラヅカ・スカイ・ステージ』で恒例の“サヨナラインタビュー”が、退団前に放送されることもありませんでした」

宝塚専門雑誌に異変

 亡くなった劇団員が所属していたことで、宙組ではほかにも影響が現れているそう。

「『宝塚クリエイティブアーツ』が発行する宝塚の専門雑誌『歌劇』でも、宙組の団員が姿を消しているんです。12月号の表紙こそ宙組の桜木みなとさんでしたが、誌面では宙組の団員がまったくといっていいほど登場しません。

 各組から1人ずつ担当していたコラムは宙組だけなくなっていますし、2023年の舞台を振り返る、という企画でも、各組のトップスターたちがコメントを寄せる中、こちらも宙組からはゼロ。過去の舞台の写真で触れられることはあっても、団員のコメントはナシの“無言”状態です」

 優希と花宮のプロフィールは、宝塚歌劇団のHPから削除されている。

 無言を貫いても、問題が解決することはないはずだが……。