来季から活躍の場を『ロサンゼルス・ドジャース』に決めた大谷翔平。10年総額1015億円で契約し、その9割は契約終了となる10年後の支払いだという。
「メジャーでは、チームの総年棒が規定額の約340億円を超えるとペナルティとして球団に“ぜいたく税”が課されるのです。大谷選手は、自分の給料でチームの年俸制限を圧迫したくないという思いがあるようで、後払いを自ら提案しました。なおかつ“自分に払う予定のお金で、チームの戦力を強化してほしい”とも伝えたというのですから驚きです」(スポーツ紙記者、以下同)
大谷の巨大壁画が登場も「ヌートバーっぽい」
自分より周囲を優先――。こうした大谷の姿勢を称賛する声が集まり、本拠地のロスも盛り上がりをみせる。
「すでに2024年の試合チケットが販売されているのですが、その価格も高騰しているんです。メジャーリーグのチケットは、その需要に応じて価格が変動するのですが、平均的な市場価格でいくと一番安い立見席で5万円ほどのところが、今は14万円まで値上がり。それ以外に、日本から大谷選手を応援しようと駆け付ける人も多く、ホテルは予約で埋まっているよう」
プレーで魅了するだけでなく、多大な経済効果も生みだす大谷。ドジャースファンからはリスペクトを込めて、こんな動きも。
「ドジャースの熱狂的ファンがロサンゼルス市内の住宅街に大谷選手の巨大壁画を制作したのです。高さ4mほどの壁一面に、ユニフォーム姿の大谷選手が振り返るイラストが描かれています。多くのファンが訪れており、話題になっています」(スポーツライター、以下同)
ただ、SNSでは、
《ぜんぜん似てないよね。ちょっと幼い感じ。大谷というより、ヌートバーっぽい?》
《ダルビッシュの壁画は似てるけど、大谷投手は似てないなぁ》
《ドジャースの大谷壁画、ぶっちゃけ、ぜんぜん似てない》
といった声が続々……。
こうしたウォールアートは、他の日本人選手でも描かれている。2021年には、パドレスの本拠地・米サンディエゴで、所属するダルビッシュ有の巨大壁画が登場した。
「それも似ているのかというと、微妙なところ(苦笑)。でも、大まかな特徴は捉えていると思います。球団が、ダルビッシュ選手35歳の誕生日を企画して制作しました。大谷選手とダルビッシュ選手の古巣・日本ハムファイターズの本拠地である球場内にも、2人が描かれた壁画があります。こちらは似ていると評判です」(前出・スポーツ紙記者)
大谷の一挙一動に、世界中が注目する。気がつけば、街中いたるところに大谷の姿がある日が遠くないかも。新たな環境で、どんな活躍を見せてくれるのか期待したい。