未熟な力士の過ちを正すことも、親方の“仕事”。にもかかわらず、見捨てるかのように接したというのだ。さらに九重部屋の近隣住民は、眉をひそめて、こんな衝撃の事実を明かす。
「部屋のそばにある喫茶店では、20歳未満の力士がよくタバコを吸っているんです。千代獅子さんだけでなく、20歳未満の力士はほかにもいました。店主は気を使い、力士が訪れているときはカーテンを閉めて外から見えないようにしていました。違法喫煙が常態化していたのでは」
喫茶店を訪れたことのある女性客も、こう証言する。
「力士は主にタバコを吸いに来ていたようですが、20歳未満で喫煙している力士についても店主は黙認していたそうです。飲酒騒動後、店主は“力士たちを甘やかしすぎた”と話していました」
この店主も店主だが、九重親方は弟子の“指導”を放棄したうえ、20歳未満の喫煙に気がつけなかったなら“監督怠慢”以外の何物でもない。
2023年12月下旬、週刊女性は自宅から出てきた九重親方を直撃し、話を聞いた。
親方は「千代獅子が他の弟子に強要」
─九重部屋にいる20歳未満の力士が喫煙しているとの話を聞きました。
「知らないよ」
ネクタイ姿の九重親方は、記者の問いかけにも足を止めずに歩き続ける。
─喫茶店で日常的に、問題を起こした千代獅子さんのほかにも、未成年の力士が喫煙していたようですが。
「悪いけど、俺に隠れてカゲで吸っていたらわからないよ。その喫茶店の存在は知っています。千代獅子がほかの子に(タバコを)強要していたんじゃないの? ウチの部屋にはちゃんと喫煙所があるし、20歳以上にはそこで吸うように指示しています」
─喫茶店サイドも力士の違法喫煙を認めています。
「20歳未満の力士に関しては、俺の目の前でタバコを吸ったことなんてないから」
九重親方は「知らなかった」の一点張りだが、週刊女性はこの発言に違和感を持っていた。なぜなら、次のような証言を得ていたからだ。