『山岡家』は2023年にも、男性客が席に常備してあった調味料用のにんにくを口に入れた後、容器にそのまま戻すなどの迷惑行為動画も拡散されている。
「昨年の件も警察に対応してもらいました。迷惑行為を起こした本人から起訴後に謝罪の手紙もいただき、我々としてはすでに解決しているという認識です。損害賠償の訴訟等は考えておりません」(『山岡家』広報担当者、以下同)
対策講じても迷惑行為がゼロになるのは難しい
2年連続で“テロ”の被害にあった『山岡家』。食の安全に関して、どのような対策を?
「弊社は以前から、1日に数回、調味料の中身を出して洗浄するといった衛生面の対策を取っていました。昨年の事件以降は、備品の洗浄頻度をさらに増やし、調味料やウォーターピッチャーの予備も増やすといった対策を取っております」
今後、迷惑行為についてはどのように向き合っていくのか。
「弊社がいくら厳しい対応を講じても、迷惑行為がゼロになるのは難しいと思います。それでも、お客様に安心してご利用していただけるよう努力し続けていく、というのが我々の考え方です」
日々、迷惑行為というリスクと向き合う飲食店側。この戦いが終わる日は来るのだろうか。