佳子さま、眞子さん姉たちの面倒見の良さ

2007年8月、生後11か月の悠仁さまを囲んで。2人の姉は食事の世話などをすることも
2007年8月、生後11か月の悠仁さまを囲んで。2人の姉は食事の世話などをすることも
【写真】学生時代の佳子さま、割れた腹筋が見える衣装でダンスを踊ることも

 しかし、いちばん驚いたのは2人の姉たちの面倒見の良さだった。年の離れた弟の面倒を実によく見る。そして、弟と一緒にいて姉たちも本当にうれしそうだった。私は、仲の良い3人の素顔を偶然、目の当たりにできて幸運だった。

 昨年9月、悠仁さまが通う東京都文京区の筑波大学附属高校で文化祭「桐陰祭」が開かれた。この文化祭に佳子さまがお忍びで訪れ、悠仁さまと言葉を交わしたというニュースに接し、私の脳裏にローラースケートを楽しむ3人の姿が突然、よみがえった。

 記事によると、ベビーカステラを提供する屋台の前で、友人と一緒に並んでいた悠仁さまに、笑顔の佳子さまが手を振って近づき、短い会話を交わしたという。佳子さまは首からスマートフォンをぶら下げ、たこ焼きの入ったパックを持っていた。この特ダネ写真も掲載されていた。高校生になっても弟は、このように姉と親しく、姉もわざわざ、弟の高校の文化祭に足を運ぶほど、弟をいつも気にかけ、大事に思っているのだと改めて感心した。

《弟に本読み聞かせゐたる夜は旅する母を思ひてねむる》

 これは2015年、新春の歌会始で佳子さまが詠んだ和歌である。お題は「本」だった。

 宮内庁の説明によると、姉が海外留学中で、秋篠宮ご夫妻が国内や外国を訪問して留守の間、弟の悠仁さま佳子さまは一緒に過ごす。夜、就寝する前、弟に本を読み聞かせながら佳子さまは、仕事で遠くにいる母親、紀子さまのことを思う、という情景を詠んだという。