距離を縮める料理
門脇「やっぱり、焼き肉じゃないですか。ちょっと話すことがなくなっても“じゃあ次、タン焼いちゃいますか”みたいな感じで一緒に肉を焼けばいいから」
永瀬「確かに(爆笑)!」
門脇「鍋だと、煮込んでいる時間はやることがなくて無言になっちゃうかもしれないけど、焼き肉なら肉をひっくり返したり、何かしらの作業があるので」
永瀬「僕は、コース料理以外だったら大丈夫かなとは思います。コース料理って、どうしても待つ時間があるじゃないですか。話すしかない時間が生まれるので。でも、一番はやっぱり焼き肉ですね」
最後に、お互いに自分の得意料理を振る舞うとしたら?
門脇「私は、みかんの皮をむいてもらえたらいいかな」
永瀬「いや、海苔ごはんとかなら作れますよ。韓国海苔ごはんも」
門脇「そっか、そっか」
永瀬「“そっか”の3文字だけですか?」
門脇「海苔ごはんに何てコメントしたらいいかわからなくて(苦笑)。私は何作ろうかな? たぶんすごく忙しい方だと思うので、スタミナがつくものを」
永瀬「お願いします!」
門脇「レバニラとか好きですか?」
永瀬「大好きです! レバニラ玉とかいいですね!!」
門脇「それじゃ、レバニラ玉作ります。でも、海苔ごはんと比べると、調理にかかる時間が。レバーの下処理もあるし」
永瀬「下処理するんですか!?」
門脇「そうだよ。牛乳で臭みを消したりして」
永瀬「でも美味しいものがいいので、全部やってほしいです。なんなら、海苔ごはんも作っていただいていいですか?」
門脇「(爆笑しながら)わかった!ついでに作ります」
こだわりの強いありすのように、ここは譲れないということは?
永瀬「家のルールではありますね。基本的に私服でベッドに乗るのはダメ。家の中を歩くときはスリッパを履いてほしいとか」
門脇「ちょっと潔癖症?」
永瀬「潔癖というか、変なこだわりだと思うんです。ここはこだわるのに、ここはこだわらないんだ、みたいなことが結構あります」
門脇「私、そういう意味では家のルール皆無ですね。こだわりがない」
永瀬「私服でベッドに乗るのもオッケーですか?」
門脇「全然、平気」
永瀬「嘘!?」
門脇「気にならない。もっと言うなら、頑張って家の棚とか買っているけど、別になくてもいいの。昔、段ボールを机の代わりにして過ごしていたときもあるし、でも、それが嫌じゃなかったんです」
永瀬「お金がないわけじゃないですよね?(笑)」
門脇「違う、違う(苦笑)。物をどこに置いたらいいのかわからないんだと思う。遊びに来た友達から“家の中の物の配置が変じゃない? なんでここにテレビを置くの?”って言われたことがあって。たぶん、空間音痴。空間認知能力がないんだと思います」