《内部調査する〜って自分達はそう言ってるけど、ジャニーズや宝塚の時は「外部調査しろ」って騒いでなかった日テレ?》

 旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の性加害問題や、宝塚歌劇団のパワハラ騒動には騒ぎ立てるように連日の特集を組んでいた報道姿勢をも問う声も。

他者の不祥事を強く追及できなくなる

日本テレビによってドラマ化予定、小学館発行の漫画『たーたん』
日本テレビによってドラマ化予定、小学館発行の漫画『たーたん』
【写真】また日テレと小学館でドラマ化…内定している漫画原作と演じる主演俳優

「人ごとではありませんが」としつつも日テレの対応に首を傾げるのは、さるキー局・報道番組に携わるディレクター。

「たしかに『ミヤネ屋』(読売テレビ)の宮根誠司さんをはじめ、ニュースや情報番組、ワイドショーでジャニーズや宝塚、はたまた日本大学の薬物汚染事件などの不祥事や事件で他局以上に正義を振りかざし、舌鋒鋭く追求していたイメージの日テレさん。

 その都度、“第三者委員会の設置”や“記者会見を開くべき”などと、それぞれの対応不足を指摘していたように思います。今、逆に追求される立場となり、その末に“社内調査します”とあっては他者の不祥事を強く追及できなくなる、自分たちの首を絞める対応と言わざるを得ません」

 2023年9月、定例会見で旧ジャニーズ事務所の対応に「十分とは考えていない」として、組織の見直しと社名変更の再検討を求めた日本テレビ・石澤顕社長。大きな“ブーメラン”となって返ってきたようで。