肉体関係を迫った疑惑の過去
こうして“懲罰”異動となったA氏。実は以前にも担当していた番組で問題を起こしていた。
「現在も放送中の『東大王』でチーフディレクターを務めていた'19年、女性ADへの不適切行為があり、異動になったと『文春オンライン』が報じました。報道によると、同番組のハワイロケの際、宿泊していたホテルの部屋にADを呼び出して、肉体関係を迫ったそうです。A氏は自宅謹慎となった後、制作局からの異動を命じられたようです」(別のTBS関係者、以下同)
この騒動の後、制作の現場からは2年ほど離れていたが『ラヴィット!』で戻ってきていた。
「A氏はTBSの所属ですが、子会社であるTBSスパークルに出向し、'22年7月から『ラヴィット!』の金曜日担当のプロデューサーになりました。プロデューサーになった当初はおとなしかったようですが、1か月ほどすると“本性”を現すように。『ラヴィット!』で再び制作に戻ってこられたにもかかわらず、またパワハラで異動とは、懲りていないんですかね」
2度も問題を起こしたA氏だが、仕事はできる人だったという。
「バラエティー番組での仕事ぶりはよく、会社からの評価も高かったようです。後輩からも番組への向き合い方や独特な発想に関しては尊敬されていました。TBSが制作する映画の監督を務めたこともありましたね。テレビマンとしては優秀だったようですが、人としては改善すべき点があったということです」
A氏による日常的なパワハラ疑惑、会議室での出来事、今回の部署異動について、TBSとA氏の出向先であるTBSスパークルに事実関係を問い合わせたが、どちらも、
「人事や番組の制作過程については、お答えしておりません」
という回答だった。
視聴者だけでなく、スタッフ含めて関わる誰もが“Love it(お気に入り)”な番組を目指してほしい。