被災地などに寄付をした人(寄附金控除)
・対象は、義援金のうち、特定の団体(日本赤十字社など)への寄付。
・ふるさと納税も対象。
・寄付先から受け取った受領証など、必要書類を添付して申告。
注意点
・2000円超の寄付が対象。
・控除の対象となるか、前もって寄付 先に確認を。
保険料を窓口などで払った人(社会保険料控除)
・窓口での現金払いや口座振替で納めた社会保険料(国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料など)が対象。
注意点
・配偶者や生計を同じくする親族の社会保険料を負担した場合は合算。
・口座振替をしているものがないか、通帳をチェックする。
「扶養親族等申告書」を返送していない人(配偶者控除など)
・扶養親族等申告書は所得税が源泉徴収される予定の年金生活者に9月以降に届く。
・期日までに返送しなかった人は、確定申告して控除を受ける。
注意点
・扶養親族等申告書は配偶者や扶養親族がいなくても自分が障害者や寡婦などの場合は控除が受けられる。
・申告書を提出した人でも、その後、申告内容に変更があれば確定申告を。
※ネットで確定申告(e-Tax)した場合は提出不要の書類もある。
※控除を受けるにはさまざまな条件があるので、国税庁のサイトや所轄の税務署の相談コーナーなどで確認を。
教えてくれた人……服部大さん●税理士。雑誌などで税や“手続きで戻ってくるお金”について多数解説
取材・文/鷺島鈴香