容疑者の母は「妊娠に気づかなかった」
地元・甲州市の出身。知人らによると、県内の短期大学を卒業後、就職のため東京へ。結婚して女児1人をもうけたが、離婚して子連れで実家に戻った。
「体格がよく、ちょっと変わった子。マイペースでほんわかして独特の雰囲気をまとっている」(知人男性)
寺の娘として、何らかのプレッシャーがあったのか。
「ご両親はお孫さんをかわいがっていたし、妊娠を打ち明ければ力になってくれたはず。それよりも、相手の男性がいまだに名乗り出ないのはどういうことか」(地元の女性)
自宅を訪ねると、インターホン越しに容疑者の母親に話を聞くことができた。
妊娠に気づかなかったのはなぜか。
「もともと太ったり痩せたりが激しい子なのでわかりませんでした。いつもダボっとした洋服を着ていましたし」
赤ちゃんの父親に心当たりはないか。
「まったくありません。娘とは面会できていませんし、今はそれどころではありません。私どもは2人の孫のことだけを考えています。同居している孫を育てていかなければならない。亡くなった孫を一刻も早く供養してあげたい。それを考えるだけで精一杯です」
容疑者は遺棄した女児への罪悪感を口にしているという。“未婚の母”はなぜ追い詰められたのか。