●感情的
●意地を張る
●正論を持ち出す
●常に白黒つけたがる
離婚後に「損した」と後悔する妻の特徴とは
これまで、多くの泥沼離婚劇を目撃してきた岡野さんは、離婚で“損する妻”には特徴があるという。
「感情に任せて離婚を決めた人は、泥沼化しやすい傾向があります。相手を怒らせて話し合いが長引いたり、離婚後、すぐに再婚されてしまい、養育費の支払いが滞ったりするケースなどが多いです」
また、話し合いに“正論”を持ち出すと、双方の溝が深まりやすいという。
「例えば『不倫は悪だから慰謝料を払うべき』と断じて夫を責め立てるケース。男性は不倫をとがめられたくないあまり、意地を張ってこじれることが。演技でも“あなたは魅力的だから、不倫するのも仕方ない。でも、私の心の傷もわかってほしい”と下手に出ると、矛を収めて交渉がしやすくなります。モラハラ夫に対しても“私よりふさわしい人がいる”と、相手を立てる。“私は女優”と割り切って臨むのがベストですね」
三くだり半の突きつけ方にも、工夫が必要なのだ。2月29日は、結婚・離婚の本質や夫婦関係などを改めて考える日、として制定された「円満離婚の日」。
毎年やってくる記念日ではなく、4年に一度というスパンが絶妙だ。奇しくも今年はうるう年。自分にとっての“円満離婚”を追求してみては。
“令和の正しい夫の捨て方”格言
損をせず、得して離婚を望むなら心で毒づき女優の仮面をかぶるべし!
取材・文/大貫未来
夫婦問題研究家、結婚・離婚カウンセラー 岡野あつこさん 自らの2度の離婚経験を生かし、夫婦の問題に苦しむ人を一人でも多く救いたい、という思いから離婚カウンセリングを開始。33年間で4万件以上の相談を受ける。「離婚カウンセラー養成スクール」を開校し、後進の育成に尽力。