ボランティア課の業務内容は
同課の業務内容は主に2つだそうで、
「1つは、全国でさまざまな活動を行う赤十字ボランティアの活動がよりよいものになるよう、運営を行うことです。具体的には、全国でボランティアに関する研修会を開催したり、教材や情報誌、ホームページを作成しています。
愛子さまは能登半島地震発生後、両陛下とご一緒に被害や避難の状況について説明を受けられ、その際、ボランティア活動について熱心に質問されていたと伺いました。ボランティアへの関心が高い愛子さまにはぴったりな仕事だと思います」
2つ目は、『青少年赤十字』の活動だ。
「優しさや思いやりを持って世界の平和や人類の福祉に貢献できる児童・生徒を育成するため、さまざまな実践的プログラムを行っています」
同課の職員は子どもたちの引率として、海外出張をすることもあるという。
「活動のひとつに『1円玉募金』があります。“子どもたちが自分たちのお小遣いの中から出せる金額で奉仕をしよう”という思いから始まった海外支援事業です。
募金の使い道は、実際に募金をした子どもたちが主体的に決めることができる点が特徴なのです。集めた募金がどのように使われているのか、子どもたちが現地を視察するスタディーツアーも行っており、これには日赤職員も同行します。英語が堪能な愛子さまが抜擢される可能性は十分あるでしょう」
過去に海外でのスタディーツアーに同行した日赤職員によると、
「企画を立ててから実現に至るまで、かなり時間もかかり、楽な作業ではありませんでしたが、短期間のうちに子どもたちが成長していくのを目の当たりにして、“頑張ってよかった”と実感しました。ふだん、本社職員が児童や生徒と直接関わることはあまりないのですが、子どもたちと一緒に海外へ行くという経験はボランティア活動推進室ならではで、大変貴重な機会でした」
1円玉の夢を届けに、愛子さまが海外へ飛び立つ日は近い。