佳子さまの育ちは国民の大きな関心事

2月9日、福岡市の百貨店で開催された「日本伝統工芸展」へ。輪島塗の漆器をじっくりとご覧に
2月9日、福岡市の百貨店で開催された「日本伝統工芸展」へ。輪島塗の漆器をじっくりとご覧に
【写真】学生時代の佳子さま、割れた腹筋が見える衣装でダンスを踊ることも

 佳子さまがどのようなしつけや教育を受け、天皇陛下を支える内親王として立派に育っていくのかは国民にとって大きな関心事である。毎年の秋篠宮さまの誕生日会見で、ご夫妻は記者たちからの質問に答える形でこうした国民からの要望に応え、佳子さまたちの成長の様子を広く、多くの人たちに紹介している。'98年の誕生日会見では次のような佳子さまの微笑ましいエピソードを語った。

「よく私が料理をしておりますと、そばに近づいてまいりまして、自分のエプロンを持ってきまして『手伝いたい』というふうに話しながら、台所で料理を作りましたり、また、きれいにお部屋をすることが好きなようでございまして、そういう日常生活の中のいろいろなことに、今、関心が向いているような感じが……」

 と、紀子さまは話しながら秋篠宮さまを見る。すると、その話題に触発されたのか「そうですねえ、この前も……」と、秋篠宮さまが応じ、次のように続けた。

「私と家内の同じ部屋、書斎なんですけれど、突如、赤い頭巾をかぶってやってきまして、何か一生懸命、いろんなところを、なんか、拭いたりしてくれましたけどね」と楽しそうに話すと、記者たちから「ハハハ」という大きな笑い声が起きた。少し間を置いてから笑顔の秋篠宮さま「かわいかったねえ、フフフ」と、しみじみ振り返り、そして、また笑った。

 会見の映像を見ながら私も、赤い頭巾をかぶった幼い佳子さまが懸命に部屋を掃除している姿を想像しながら、思わず笑ってしまった。