自身はフジテレビでビジネス畑ひと筋、制作には関わったことがないという宇津井さんの息子。それでも大俳優だった祖父と、テレビマンである父の影響については、
「それは確かにあるでしょうね。間違いないと思います」
と、頬を緩めた。
「彼が“赤いシリーズ”を見たことがあるかって? それはないでしょう(笑)。『VIVANT』を制作したTBSは、世界に通用するコンテンツを作れるので、彼がグローバルな作品を作りたいと思っているなら力を発揮できるかもしれませんね」
「ほぼ毎日、墓参りに行っています」
宇津井さんは、早稲田大学在学中に俳優の養成所に入所。大学を中退して新東宝に入社し、役者人生を歩んだ。
「私生活では、1961年に結婚して、息子さんが生まれます。おしどり夫婦でしたが、奥さんは2006年に死去。宇津井さんが2014年に亡くなったとき、亡くなる5時間前に事実婚だった女性と再婚していたことがわかりました。その後、遺産相続と納骨でトラブルがありましたが、後に和解しています」(スポーツ紙記者)
宇津井さんの息子は、父が再婚した女性と連絡をとることはなかったそうだが、
「墓参りには、ほぼ毎月行っています。月命日とは関係なく」(息子)
TBSといえば『半沢直樹』や『VIVANT』といった大ヒットしたドラマがある。天国の宇津井さんもきっと、孫がハリウッド仕込みのセンスで世界で通用する人気ドラマを作るのを楽しみにしているだろう。