目次
Page 1
ー まっすーの主演舞台ということでオファーを快諾
Page 2
ー 三谷幸喜との出会い

 

「古きよきアメリカの、とても夢々しいお話だと私は思っています」

 とは、戸田恵子。3月12日より始まる舞台『20世紀号に乗って』に出演する。

まっすーの主演舞台ということでオファーを快諾

 落ちぶれた演出家&プロデューサーのオスカー(増田貴久)は、元恋人で大女優となったリリー(珠城りょう)に再会するべく豪華列車“20世紀号”に乗り込む。彼女を口説くもうまくいかない中、居合わせた大富豪のレティシア(戸田恵子)がスポンサーに名乗り出る。オスカーの人生が好転し始めたように見えたが……。

楽曲がぎっちりあって、それぞれが壮大、かつボリュームがある。セリフの量もすごいし、回想シーンも。盛りだくさんです。私はミュージカルが大好きでニューヨークによく行くんですが、今、ブロードウェイでかかっているような新作とは全然テイストが違う。ただ、リバイバル作品を見ると、今作のような“たっぷり感”があって、楽しい。古き良き時代のミュージカルをみなさんに楽しんでほしいですね。やるほうは大変ですけど(笑)」

戸田恵子  撮影/源賀津己
戸田恵子  撮影/源賀津己

 主演の増田との共演は、ドラマ『ダンドリ。〜Dance☆Drill〜』('06年)以来約18年ぶり。

「当時のまっすーは10代だったかもしれない(笑)。親子ぐらい年は違うんですが、音楽やダンスの話はよくしていましたね。以降、彼の舞台は見に行ってますし、メール交換したり、ゴハンに行ったり。今作はまっすーの主演舞台ということで、オファーをもらって“もちろん、喜んで”とお受けしました。

 ようやく再共演できる、という感じです。普段はアイドルとして仕事をしている彼にとって、今作は全然違うジャンルのチャレンジ。演出のクリスは本当に素晴らしいので、身内意識もありますが、“まっすー、よかったね”と思っていますし、はたから見ていてとてもうれしいです」