『ぽかぽか』(フジテレビ系)の神田愛花や『news zero』(日本テレビ系)の有働由美子など、フリー転進後も活躍が目立つNHK出身女性アナウンサーたち。民放の女性アナとは違う持ち味があり、幅広い年齢層に支持されテレビ業界にとってはなくてはならない存在だ。今回はそんな彼女たちの好感度を調査。20代~50代の女性1000人アンケートで送る嫌い&好きな歴代NHK女性アナトップ10。はたして結果は?
好きな・嫌いな「歴代NHK女性アナ」
嫌いな部門を中心にランキングを見てみよう。まずはトップ3から。嫌い3位に入ったのはNHKアイドルアナウンサーの元祖“クボジュン”こと久保純子。
「あまりにも知的な感じを前面に押し出しているのが、なんかイヤ」(京都府・48歳)、「海外暮らしでSNSでの幸せアピールがわざとらしいし、鼻につく」(愛知県・42歳)と彼女のキャラクターそのものが受け入れられない人も多いよう。
一方で、好きな部門でも同じ3位に入っており、こちらは「海外でチャレンジする姿勢が素晴らしく、親しみやすくてカワイイ」(東京都・51歳)、「裏表がなさそうで、自然体がいい」(青森県・41歳)とクボジュンのキャラを愛する人たちの票が入った。
テレビウォッチャーの漫画家・カトリーヌあやこさんは「NHK女性アナの好きと嫌いの理由は表と裏なんです。ある人にとっては好感が持てても、そのままある人にとっては不愉快にもなる。だから好きと嫌いの上位3人が同じという不思議な現象が起きるのだと思います」と分析する。
「久保純子さんは良くも悪くもNHKっぽさがない女性アナで、そういうタイプは彼女が初めてでした。お嬢様育ちで、でも派手すぎない感じがすごくおじさんウケして、しかも帰国生で英語もペラペラという……おじさんは大好きだけど女子はカチンとくる要素が満載なんですね(笑)。
今はニューヨークで幼稚園の先生をやっているそうですけど、結婚して海外に行き、グローバルな立ち位置をゲットするという、ある種の女性アナの上がり方を示した元祖でもある。そういう生き方を素敵だと思うのか鼻につくと感じるかで好き嫌いが分かれるのでしょう」
続いて2位は有働由美子。長らくNHKの不動のエースの座に君臨していた彼女は、当然のごとく好きな部門では1位に輝いたが、嫌いな部門でも2位に入ってしまった。
「賢そうに見える反面、偉そうにも見えるから」(東京都・46歳)、「酒グセの悪さがひどい」(北海道・52歳)、「ケガばかりしていて、むしろ心配」(茨城県・50歳)とひと味違う嫌いの理由が彼女らしい。
その飾らなさが好きな人も多く、「おっちょこちょいなところもさらけ出していて面白い。反面、報道ではきちんとしていてギャップがいい」(神奈川県・47歳)、「アナウンス力はもちろん、親しみやすさもあって女性として憧れる」(大阪府・55歳)などの共感のコメントも多数寄せられた。
「有働さんの一番の問題はお酒かな(笑)。前の晩に酔っぱらって階段から足を踏み外し、顔に大きな絆創膏を貼った状態で『news zero』からの卒業を報告したり、『あさイチ』の最後の出演時も前日飲みすぎて声が出てなかった(笑)。
ただ、その隙だらけの感じがNHKっぽくなくて好きという人が多かったんですよね。一方で、ニューヨークで特派員を任されるほどキャスターとしては絶大な信頼を得ていた。彼女の転機となったのが『あさイチ』のMC就任で、そこでぶっちゃけキャラが開花して一気にお茶の間の人気者に。『朝ドラ受け』を始めたのも彼女ですよね。
春からは音楽番組に挑戦ということで、また新境地を期待しちゃいます」(カトリーヌさん)