川嶋さんの元気のもと健康ルーティン4か条
(1)睡眠をしっかりとる
「22時にはベッドに入って、6時に起きる生活をしています。夫の介護をしていたころは、睡眠時間が3時間半。体重も今より20kgも増えてしまっていたんです」
(2)季節を意識した料理
「普通の暮らしの中で、私が気分転換としてやっているのが料理。梅干しを漬けたり、あんずジャムを作ったり。山椒の芽の佃煮やきゃらぶきといった、庭のものを使った料理をしています。わざわざ「今日は○○を作ろう!」と気負うのではなく、何かの合間にやるのがポイントです」
(3)清潔にする
「お風呂には毎日入っています。身体を清潔にすること、住環境を清潔にすること、排便・排尿をきちんとすること……そんな基本的な生活習慣を大切にしています」
(4)昔ながらの家庭療法で病気を防ぐ
「私は一年中、塩水で鼻うがいをして、少しおなかが緩いときは梅肉エキスで治します。便秘や下痢のときには熱湯に浸したタオルを腰の中心に当てると効果がありますよ。もともと、看護は家庭のもの。昔ながらの家庭療法も役に立つんですよ」
お話を伺ったのは……川嶋みどりさん●1931年生まれの看護師。現在は健和会臨床看護学研究所所長、日本赤十字看護大学名誉教授を務める。2007年に看護師に与えられる世界最高の栄誉といわれるフローレンス・ナイチンゲール記章を受章。著書も多数。
取材・文/後藤るつ子