目次
Page 1
ー 騒動以来、事務所はずっとカーテン閉めっぱなし
Page 2
ー 地方はまだまだ感度が鈍い?

「多様性、ダイバーシティということでございました……」

 自民党和歌山県連青年局長の川畑哲哉県議(46)は記者団に懇親会を企画した意図を問われ、このように答えた。苦しい釈明となった。

 昨年11月、和歌山市内のホテルで、自民党和歌山県連が主催する青年局幹部の国会議員や近畿プロックの若手議員など40人を集めて開催された懇親会。その飲食を伴う場で、ほとんど下着に近い衣装の女性ダンサー5人が招かれていて、過激なショーが展開された。

 なかにはチップの1000円札を、女性に口移しで渡す参加者もいて活況を呈したようだ。会費は1人8000円と、和歌山県連の予算からの負担で賄われていたという。その後、3月上旬になって懇親会の実態が明らかになり、「不適切だ」と問題視された。

「責任を取るかたちで、藤原崇衆院議員が自民党青年局長を、中曽根康隆衆院議員が青年局長代理を辞任。そして会を企画した川畑県議も青年局長を辞任、離党する事態にまで追い込まれた」(全国紙社会部記者)

騒動以来、事務所はずっとカーテン閉めっぱなし

 このような“過激”懇親会は度々開かれていたのだろうか……。週刊女性プライムは真相を知るべく、会を仕切った和歌山県岩出市にある川畑県議の事務所を訪ねるも不在。

「騒動以来、ずっとカーテンを閉め切っていて、本人も事務員も来ていませんね」(近隣住民)

 ふだんの川畑県議については、

「政治家らしくなくて、エラそうな感じはまったくなくてね。気さくで真面目なかたですよ」(同・住民)

 事務所から1キロちょっと離れた自宅もまったく応答はなかった。祖父母の時代から続く古い家屋に両親、妻、子ども2人の3世代6人で暮らしているという。