世界で活躍する日本人選手はほかにも。
「バスケットボールの最高峰であるNBAで戦う八村塁選手。直近の10戦では平均17・3得点、3・7リバウンドと好調。プレーオフに向けた順位争いを続けるチーム内で不可欠の存在になっています」
“メディアは全然やらない”
なぜ別のスポーツの選手の活躍が大谷ハラスメントにつながるのか。
「遠藤選手や八村選手が日本人選手として大活躍をしているのに、大谷選手と比較して“報道が少なすぎる”という考えです」
大谷報道に対するネガティブな意見が“#大谷ハラスメント”というハッシュタグで拡散されている。
「“メディアは全然やらない。偏向報道だ”といった意見もありますが、テレビも含めて報道はあります。他スポーツの大切な試合での活躍よりも大谷選手の練習風景のほうを長時間扱うメディアの姿勢はいかがなものかと思いますが、メディアといっても“ビジネス”なので、より数字を取れるほうと考えるのは当然ではあります」
あるサッカーライターは2大スポーツの関係性を指摘。
「野球とサッカーの一部のファン同士が敵対しているのが大きいのでは。“どっちのスポーツが世界的か、影響力があるか”というような争いです。“大谷は世界でもトップ中のトップ。サッカー選手ではそんな選手いない”“野球は一部の国でしかやっていない局地的なスポーツ。サッカーは全世界。その中でヨーロッパは最高峰”、みたいな。
そういう視点で見れば、お互い逆の立場の報道を否定的に見てしまう。もちろん野球ファンですら“犬までやたら報じるなよ……”という人もいると思いますが」
報道などに左右されず、彼らの“試合(での活躍)”を直接応援することが一番では?