並々ならぬ思いで臨んだ被災地訪問
今回の能登半島地震のお見舞いに関して、皇后雅子さまの意気込みは並々ならぬものがおありだった─。
「今も療養中であり、ご体調が万全ではない雅子さまは、外出を伴う公務の事前公表は基本的に行ってきませんでした。“当日になってからのドタキャンは避けたい”という配慮からだと思います。しかし、今回の石川訪問は“絶対に行きたい”と宮内庁関係者に伝えられていたそうで、報道各社にも事前に“両陛下で訪問される”と発表されたのです。被災者に寄り添いたいという強い思いがおありだったのでしょう」(皇室ジャーナリスト)
分刻みの強行スケジュールとなり、ご体調も懸念される極限状態の中、臨んだ被災地訪問だったが、その思いは確かに被災地に届いていた。
「両陛下とお話しされた方は“大変励みになり、これから頑張ろうという気持ちになった”と感激していました」(前出・輪島市ふれあい健康センター職員、以下同)
震災発生から約2か月半後のご訪問となったが、最良のタイミングだった。
「まだ水道やライフラインの復旧は行き渡っていないですが、少し落ち着いた状況ではあったので、絶妙なタイミングだったと思います。市民の方も私たち職員も疲れが出てきたころだったので、おふたりにお見舞いいただき、大変励みになったと思います」