その裏には、中島の血のにじむような努力があった。
中島を直撃すると「しぶといですから」
「中島さんは17歳でデビューしてから、ずっと我流で歌っていたため、喉をつぶしかけたことがあったんですよ。そのため、30代で初めてボイストレーニングを受けたと聞いています。コンサートでも万全の状態で臨めるように喉のケアを徹底していて、室温調整、睡眠時間、移動手段まで気を使っています。歌い終わったあとは白湯しか飲まず、マスクをしてまったくしゃべらないそうです。打ち上げもほぼ参加しないみたいですよ」(レコード会社関係者)
『プロジェクトX』に登場した人々のように、中島も長く歌い続けるため、人知れず日の当たらない“地味な日々”を過ごしているようだ。
4月上旬、今後の抱負を聞こうと自宅に帰ってきた中島に声をかけると、甲高い声でこう答えた。
「ぼちぼちやっていきます。しぶといですから、アハッ。でも、そんないろいろはできないですけどね!」
地上の星は、さらに強く光り輝く─。