「なかなか調子が上がってこなくて、焦る気持ちと早く打ちたいという気持ちを我慢しながら自分のスイングをしようということに努めてきたので、何とか1本出てよかったかなと思います」
日本時間4月4日、待望のドジャース1号を放った大谷翔平。長い苦しみの末にようやく飛び出した初アーチに、安堵の表情だった。
「サンフランシスコ・ジャイアンツ戦で右中間席への特大のホームランを放ちました。開幕から9試合、41打席目でのシーズン初ホームランは大谷選手にとって自己ワーストでしたが、日本時間4月6日のシカゴ・カブス戦でも2試合連続のホームラン。調子を取り戻してきています」(スポーツ紙記者、以下同)
“パートナー”の裏切り
この不調には、誰よりも信頼していたはずの人による裏切りの影響もあっただろう。
「韓国での開幕戦を戦った後、通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博問題が発覚。さらに水原氏は多額の借金を抱え、その返済のために大谷選手の口座から送金していました。大谷選手は“メンタルを言い訳にしたくはない”とコメントしていましたが、一連の騒動の影響がまったくなかったとは言えないでしょう」
通訳という役職を超えて大谷をサポートしてきた水原氏を失ったことは、シーズン中の生活にも影響しそうだ。
「大谷選手はコンディションを整えるため、遠征先でもめったに外出せず、ホテルで過ごしていました。昨年、ニューヨークのおすすめスポットを聞かれ“1回も出たことがないのでわからないです”とコメントして、ファンや報道陣を驚かせるほど。遠征中は水原氏が“24時間体制”でサポートしていましたが、新通訳のアイアトン氏が同じような役割を担うのは難しいでしょう。水原氏が担っていた“業務”は大谷選手にとってかなり大きいものでした」
ただ、水原氏に代わってサポートする新たなパートナーが大谷にはいる。
「2月に結婚発表をした真美子さんです。真美子さんは『富士通レッドウェーブ』で現役のバスケ選手だったときに“遠征は楽しいので好き”と話していました。愛犬の“デコピン”がいるとはいえ、大谷選手が遠征で家を空ければ真美子さんは1人。夫の遠征先についていくかもしれません」(バスケ業界関係者)