仕事を真面目に、責任を持ってやっていた
「2014年4月1日から働いております。最初は税務課で、19年4月からはオリンピックパラリンピック調整担当課、22年4月から現在までは政策企画課でした」(同区役所の担当者、以下同)
無断欠勤などはいっさいなく、
「与えられた仕事を真面目に、責任を持ってやっていましたね。周囲ともコミュニケーションをとりながらやっていたので、とくに問題はなかった」
酒癖については、
「コロナが明けてからはで部署のメンバーと数回飲みに行っています。口数こそ多くはないですが、とくに酒に飲まれるというタイプでもなかったと思いますが……」
一方、笹川容疑者も独身。ワンルームで家賃月20万円弱という、港区の高級マンションに暮らしていた。
同マンションから10分ほど歩いたところに、笹川容疑者の職場だった弁護士数600人を誇る名門法律事務所がある。
笹川容疑者は慶應義塾大学法学部、東京大学法科大学院を卒業して、直後に司法試験に合格。17年には同事務所へ入所している。同事務所に問い合わせると、
「笹川容疑者はすでに退職しております。4月1日付けで本人から退職届が出ていたため、受理しました」
仕事ぶりなどについては、事件が捜査中のため、コメントは控えたいとのことだった。
高収入の仕事に就き、プライベートも十分に謳歌していた独身貴族の2人。容疑が事実であるならば、そのすべてを失うことになるだろうーー。