それぞれの目標は
インタビューでも息ぴったりの2人。私生活でのマイブームや趣味を尋ねると、意外な共通点が。
本宮「僕はずっと野球をやってて、麻璃央も得意だっていうのを知って、僕のチームにも今度来るように誘ったんですよ」
黒羽「超怖いですよね? デッドボールなんか当てた日には(笑)。しっかり練習しておかないと」
本宮「今年はもう、野球の集まりのスケジュールは全部渡すので、来れるときは来るようにって話しているところです」
ーー2024年は辰年。成長の1年とも言われますが、お2人が“成長したいこと”や目標は?
本宮「僕はこの歳になるともう成長というよりは、現状維持ですね」
黒羽「でも、現状維持って意外と難しいですよね。やっぱり微妙に上がってないと、下がってくので」
本宮「それは麻璃央の歳じゃないよ。俺の歳になるともう、加齢とともに老化していくから、上げないとまっすぐ行けないんだけど、麻璃央はまだ早いよ(笑)」
黒羽「僕は趣味を増やしたいですね。最近はカメラが趣味なんですけど、自分が年を取って体が動かなくなってもやれるようなものを始めたいなと思って。親友もカメラマンをやっているので、今は教わりながら楽しんでます」
映画公開に先駆け、撮影秘話や裏話をたっぷり語ってくれた2人。最後に、シリーズの最新作を楽しみにしているファンの方々に一言!
本宮「シリーズを見てくださってる方はずっと気になっていたであろう、氷室蓮司の家族の話なので、僕としても、やっとそこを回収できたかという感じです。氷室の嫁と子どもが登場しなくなってかなりの年月が経ち、作品も進んじゃって、ちょっと手をつけられないでいた部分だったので、まずはそこを楽しみにしてもらえたらと思います」
黒羽「こういうジャンルの作品は初めてでしたが、僕と同じで、ここをスタートに見てくれる人が増えてくれたらいいなと思います。男臭くて泥臭いシーンがあって、でもベースとしては氷室蓮司の家族の話なので、すごく温かい気持ちにもなれる。単なる任侠映画ではなく、ヒューマンドラマとして見ていただけたらなと思います。そして、ドラマ版や配信されている作品もぜひ見返していただけたら嬉しいです。そんな“第一歩目”を、どうぞよろしくお願いします」
本宮「勘のいい人はわかると思うんですけど、麻璃央に出てもらったのも意味があって、彼はまた別作品にも出ることになってるんです。なぜ麻璃央がここに関わってるのかをよくよく考えたら、そこにもストーリーがある。なので、彼にはどんどん任侠作品にも出てもらって、また違う魅力を見せてもらえたらと思っています。そして麻璃央のファンを、どんどんこっちに……(笑)。普段見てもらえてない層に見てもらえるのは、すごく魅力的なことなので」
映画『氷室蓮司』
2024年4月12日(金)より、新宿バルト9ほか全国順次公開
(c)2024「氷室蓮司」製作委員会