関口宏降板で話題の名物番組の評価は?
では夕方から夜の顔へと転身した『news zero』の藤井貴彦アナはどうだろう。
「鳴り物入りで就任した前任の有働由美子さんに比べると、押しつけがましさがなく好感が持てます。アナウンサーとしてきちんと言葉を紡げる人だし、聞き心地がいい。9点です」と川内さんは絶賛。
一方、カトリーヌさんも「藤井さんに替わって構成も話題も『every.』っぽくなった気がします。ふわっとした柔らかい空気感があるので、夜だけどあえて夕方のニュースっぽい感じにして、ほかとの差別化を図っているのかも。安定感はあるので7点です」と“変化”を評価する。
続いては御大・関口宏の勇退が話題となった『サンデーモーニング』。後を引き継いだ膳場貴子の評価は?
「ゆったりとした時間の中、ゆっくりとニュースに向き合っていきたいと抱負を述べ、女性らしさをアピールしていましたが、本当にゆっくりで眠くなっちゃった(笑)。番組自体、何も変わっていないので、もうちょっと膳場さんのカラーを出してほしい。6・5点です」(川内さん)
「びっくりするくらい変わってなかったですね。BGMも同じだし、相変わらずセットに盆栽が置いてあるし(笑)。MCが昭和のおじさんから昭和のおじさんが好きそうな女性に替わっただけ。膳場さんは華があるし、いいと思うんですけど、まだかなり遠慮しているので7点。昭和のおじさん感を払拭していってほしいです」(カトリーヌさん)
最後はNHK。『ニュース7』は副島萌生アナと糸井羊司アナが新たにコンビに。
「2人とも8.5点。声のバランスがとてもいい。糸井さんは男性にしてはちょっと高く、副島さんは逆に低めで、でも明るくて聞きやすい声。ほどよい年齢差もあって、落ち着いて見られる2人が淡々とニュースを伝えていく姿勢もいいですね」(川内さん)
「副島アナはさすがNHKという滑舌で、スキルの高さを感じます。ただ衣装がお堅いのでもう少し女性らしさが欲しいかな。8点です。
糸井さんは私のイチ押し(笑)。『鎌倉殿の13人』の紀行パートのナレーションを担当してたんですけど、その回の終わり方に合わせて声のトーンを変えていたそうなんです。そういう心配りをニュースでも感じられる。たたずまいもザ・NHKという感じの方で、NHKのニュースはこれでいいんです。9点」(カトリーヌさん)