『3年B組金八先生』(1999年)で、風間演じる兼末健次郎がパトカーの中で振り返るシーンを挙げ、
「いまだに見て“この顔は二度とできない”と思いますし。そう思うと、きっと今作も何年後かには“もっとこうしたい”が生まれるかもしれない。何より“今の自分にしかできないこと”は一生ついて回る。
成長しながら、成長ゆえにできなくなったことを慈しみながら、今を生きていきたいなと思っています」
大丈夫ですか?僕、できていますか?
現在はフリーで俳優活動を続けている。
「もっと新しさを感じていたほうがいいと思うんですけど、実はあまり変化を感じていなくて」
と、いたずらっ子のように微笑む。
「たぶん、みなさんのほうが変わったように見えるのかな?元から結構、自分のやりたいことをやる、ちょっとイレギュラーな動きが多かったと思うので(笑)。目の前に作品があって、それに取り組む。僕から見た景色はあまり変わってないです。
それに対し“よかった”と思いながら“でも、僕ってそうだよな”とも思っていて。そんな面白さを感じています」
最近、X(旧ツイッター)とインスタグラムを始めた。
「大丈夫ですか? 僕、できていますか? まだ、おっかなびっくりで。“え、こうなってるんだ”とか思いながら。
なんか、僕が描く風間俊介は“インスタグラム始めました”みたいな人間ではないのに、“え、これ、わかんなーい”みたいな雰囲気をやりたがる自分も知っていて(笑)。なので、しれっとやれたらと思ってます」