インタビューで語っていた意気込み

 大河ドラマ撮影当時、岐阜と東京を往復する生活の合間を縫って週刊女性のインタビューに応じ、

「NHKさんのオーディションに初めて受かったので泣いちゃいました。東京は夜でも明るいところが好きです。めっちゃ楽しいです」

 と笑顔を見せた。

「岡田さんに剣を教わった」

 などと撮影秘話を明かしたほか、仮面ライダーが大好きだと話し、

「大きくなったらライダーの主役をやるのが夢」

 と意気込んでいた。

 あえて「ライダーの主役」と限定したのは、'13年の『仮面ライダーウィザード』に登場するライダービーストこと仁藤攻介の小学生時代を演じていたためだ。歴代ライダーの名前をすらすら挙げて「仮面ライダーのクイズみたいなのには絶対負けません」とライダー愛が強かったが、'20年の舞台を最後に俳優活動が聞こえなくなった。

 逮捕時は首回りに翼のタトゥーが入る変わりよう。

 平山容疑者とは昨年末ごろ渋谷で知り合い、フルネームすら教えず「何回か飲んだだけ」の間柄とされる。

「佐々木容疑者と平山容疑者もまた今年2、3月ごろ知り合ったばかり。佐々木容疑者は首謀者から“邪魔な連中を処理してほしい”と言われ、脅す程度と思っていたところ、途中で遺体の処理と気づいたらしい。平山容疑者に実行役の選定などを丸投げし、平山容疑者は車のほかガソリン携行缶、結束バンドを準備。4人とも宝島さん夫婦とは面識がなかったとみられる」(前出・ジャーナリスト)

 首謀者が用意したとされる1500万円のうち、警察は平山容疑者が知人に預けた1000万円近い現金を押収。おのおのの分配をめぐっては、中抜きの有無や金額で言い分が食い違うため慎重に調べているという。

 宝島さん夫婦はタワーマンションに暮らし、上野周辺で焼き肉店や大衆居酒屋など十数店舗を経営していた。

「コロナ禍で閉店した店舗を次々と手中に収め、数年で急速に店舗数を増やした。近隣店舗と客引きなどをめぐるトラブルが多く、特に幸子さんは商売熱心のあまり従業員にキツくハッパをかけたり、ライバル店の看板を蹴飛ばしたりしていた。従業員の客引きが強引で、他店で飲んでいる客に“うちの店で飲みませんか”と公然と横取りを図ったこともある」(上野の飲食店経営者)

 仮に犯行動機が怨恨にしろ、飲食店の経営権などをめぐる金銭目的にしろ、報酬とされる1500万円は簡単に用意できる金額ではない。詳しい背景事情の解明が待たれる。

 また、火をつけたことで遺体はすぐ発見されているが、見せしめならば、那須まで行く必要はないだろう。隠すつもりならば、なぜ土中に埋めなかったのか。そもそも、暴行現場とみられる品川区の空き家に宝島さん夫婦を誘導した方法さえわかっていない。

「佐々木容疑者は首謀者について固く口を閉ざしている」(前出・ジャーナリスト)

 謎が多く残る事件の全容解明が待たれる。