平沢さんは2021年12月、和久井容疑者について「しつこく言い寄られ自宅前で待ち伏せされた」などと警察に相談。容疑者は口頭注意を受けてもつきまといを繰り返し、翌2022年5月にストーカー規制法違反容疑で逮捕された。
被疑者とのきっかけは人気ガールズグループ
前出の記者によると、起訴猶予処分で釈放されたが、昨年6月まで接近禁止命令が出ていた。その後はつきまといなどは確認されず、平沢さん側からも相談はなかったため落ち着いたかのようだった。
和久井容疑者は逮捕後の取り調べに「1000万円以上渡しており、金を返してもらうつもりだった」などと話している。金は貸したのか、それとも店で使ったのか。
「息子は貸したと言っている。店で飲み食いした費用を返せと言っているわけではない」
それにしても年の差がありすぎる。平沢さんと親密になったのは、韓国の人気ガールズグループ『TWICE』の“推し活”がきっかけだったという。
「ファンクラブの集まりを通じて知り合い、彼女に会うために働いているガールズバーに行くようになった。息子は酒が弱く、今も500ミリリットルの缶ビール1本が限界。彼女がいなければそういう店には行かない。別れたあとは恋愛感情は冷め、結婚詐欺で訴えようとしたが警察に取り合ってもらえなかった」
貯金はなく、車もバイクも売り、配達などの仕事で使う軽自動車だけが残った。
「休日にドライブやツーリングはできなくなり、やることがないから一日中自宅にいた。小学生のころから乗り物が好きでね。“レーサーになりたい”と夢を持っていたので、子ども用のゴーカートを買ってあげ、休みにはそのゴーカートをバンに積んでミニサーキットに連れて行った。腕はよかったんだ」
車とバイクは、半生を伴走してきた存在だった。