16年乗った希少なNRを手放し、ツーリングに行けなくなった和久井学容疑者(本人SNSより)
16年乗った希少なNRを手放し、ツーリングに行けなくなった和久井学容疑者(本人SNSより)
【写真】元ガールズバー経営者の被害者女性の“キメ顔”、和久井容疑者のお気に入りだったガールズグループ

愛車の売却時につぶやいた“愛の言葉”

 車の売却時はSNSで、

《20年9ヶ月乗ったNSXを手放しました。今までありがとう、新しいオーナーさんに大事にしてもらうんだよ》

 などと綴り、引き取り業者の運転する愛車の姿を見るため、こっそりと後をつけたことを明かした。

 バイクも同様で、

《16年間大事にしてきたNRの嫁ぎ先が決まりました。次のオーナーさんも良い人だからきっと大事にしてくれるからね。元気でね》と投稿。

 パーキングエリアでモータージャーナリストから取材を受け、「一般道を走っているのを初めて見た」と言われるなど自尊心をくすぐられてきた。マニアから車もバイクもよく写真を撮られたという。

 犯行の前日、容疑者はいつものように「行ってくるよ」と声をかけ、父親は「おう」と答えたのが最後になった。

 交際の事実関係をはじめ、容疑者がどこまで父親に真実を話しているか疑問は残る。もちろん凶行の言い訳にはならない。